そんなこと考えて俯いていると、足元に靴が見えた。
「あの、すみません。
違ってたら申し訳ないんですけど、キャラメル☆りぼんさんですか?」
その名前は確かに私のオンラインでの名前だ。
きたっ、と思い顔を上げると、そこには写真から想像してたよりも爽やかなお兄さんが立っていた。
「あの??
人違いでしたかね?
..すみません変なこと言ってしまって」
びっくりして何も言えなかった私に人違いと勘違いした彼はそう言って後ろを向いた。
行ってしまう、そう思った私は咄嗟に腕を引いた。
「あのっ、ごめんなさい。
私がキャラメル☆りぼんです...。
ポリフェノール21さんですよね?」
そう言うと彼は後ろを向いて微笑んでくれた。
「あ、よかった...です。
想像してた通りに可愛かったのでつい声をかけてしまって違う人だったらどうしようかと思いました」
突然爽やかなイケメンさんにそんなことを言われると恥ずかしくて顔が熱くなった。