『イデッ』


右肩に痛みを感じて目を覚ます


「お前なぁ。いい加減自分で起きろ」

一希の呆れた声。


『ん、…??それは無理な話だなぁ』


まだ頭が回らなくて、ワンテンポ遅れて返答する


「それと、寝ぼけて力加減おかしいんだから、結歌ホールドすんのやめろ」


「めっちゃ苦しそうだったぞ」

あぁ…さっきまであんな気持ちよかったのはだからか


「結歌明日から、目覚ましなったら逃げな」

『ダメ逃げちゃ』


「んなこと行ってねーで早く支度しろ」

一希は母親みたいなことを言って出ていった