翌日、雨音とピアノの音で目が覚めた。
昨日は久々の晴れだったけど、今年は梅雨明けが遅くて毎日のように降ってる。
伸びをしてピアノの音に耳を傾けた。
ピアノの音で目覚めるのは、私にとって日常だ。
お兄ちゃんが弾いている。
今は新曲を作っていて、気づいたら朝まで弾いていたり、早めに起きて弾いていたりと不規則だけど、昨日は早めに寝たはずだから後者だと思う。
新曲ができたら、お兄ちゃんは真っ先に私に聴かせてくれるんだ。
誇らしげに思いながら携帯で時刻を確認する。
「…うううう嘘でしょ!?」
思わず声に出して飛び起きた。
起きる予定の時刻から1時間も過ぎてしまっている。
アラームの設定をし忘れてたみたい…
今日は高校転入の日なのに…
こういう時のやってしまった感は恐ろしい…
普段はもっとしっかり者でこんなことは滅多にないのに、昨日は疲れて寝ちゃったから…
ってなに言い訳してるんだ私は!
事前に受け取っていたセーラー服に着替えると荷物をまとめて部屋を出た。
昨日は久々の晴れだったけど、今年は梅雨明けが遅くて毎日のように降ってる。
伸びをしてピアノの音に耳を傾けた。
ピアノの音で目覚めるのは、私にとって日常だ。
お兄ちゃんが弾いている。
今は新曲を作っていて、気づいたら朝まで弾いていたり、早めに起きて弾いていたりと不規則だけど、昨日は早めに寝たはずだから後者だと思う。
新曲ができたら、お兄ちゃんは真っ先に私に聴かせてくれるんだ。
誇らしげに思いながら携帯で時刻を確認する。
「…うううう嘘でしょ!?」
思わず声に出して飛び起きた。
起きる予定の時刻から1時間も過ぎてしまっている。
アラームの設定をし忘れてたみたい…
今日は高校転入の日なのに…
こういう時のやってしまった感は恐ろしい…
普段はもっとしっかり者でこんなことは滅多にないのに、昨日は疲れて寝ちゃったから…
ってなに言い訳してるんだ私は!
事前に受け取っていたセーラー服に着替えると荷物をまとめて部屋を出た。