「……はぁ!?飲み過ぎっ?」
「まぁー…」
「なんだよそれ、早瀬って酒豪なんだなっ」
「酒豪じゃないから、こうなってるの!」
「じゃぁ、なんでそんななるまで飲んだんだよ?」
「そ…それは……」
「まぁー…無理に話さなくてもいいけど?久々に会った同級生に言いづらいだろうしな?」
「別に、そういうわけじゃ…」
私は、小林くんからもらったミネラルウォーターをぎゅっ…と握りしめた。
「あのさ……小林くん」
「ん…?」
「小林くんって……まだ古田と連絡取ってる?」
「………え?」
小林くんの声のトーンに不思議に思い、小林くんの顔を見ると、小林くんはかなり驚いた顔をしていた。
「……小林くん?」
「もしかして……知ってるの?」
「えっ?」
「アイツが……結婚すること」
「……うん、今日高校の友達に会って、それで…」
「あぁ……それで、具合悪くなるまで飲んだわけ?」