次の日………。案の定。

「ねえ。昨日、男子と帰ってたでしょ?」


あ、やっぱり見てた人いたんだ。

「え、あ、あれは後輩だよ。たまたま図書館で
会って、送ってくれたんだ」

ほんとのことだもん。

「そーなんだ。でも後輩くんは幸子の今年好きかもね。」


とニヤニヤしてるのは友達の莉乃と、変な顔してるのは松本くん。


「なんにもないから!」


否定することしかできない………


こんな会話をしながら購買までいくと



「あ!先輩!!こんにちは!」


うわ。司くん。タイミングがわるいよーー


「あ、え、えっと……おはよ。」



挙動不審だ。目をあわせられないよ。


「ん?先輩なんか、冷たい?笑
おーい。せんぱーい」


「し!静かに!目立つでしょ?」


「あ、やっとこっち見た」


わ!しまった!引っかかった!


「こんにちはー。友達の莉乃です。
これも、友達の松本でーす。」



あら。知らんあいだに自己紹介始まってるし。


「ほ、ほらパンなくなるからいくよ、」

そういって莉乃のてを引いた。