帰り道

「先輩、大学はどこを志望してるんですか?」

ふっと聞いてきた。

「うんとー。地元の大学だよ。まあ、
ここの地域の大学一しかないけど」



すると彼はキラキラと目を輝かせた。

「まじですか!?じゃあ、会おうと思えばいつでも会えるじゃないですか!?」


「え?いや、なんで司くんと会うのよ」

「え?会いたいからですよー」


フツーの顔でいわれても………


「あ、ここ曲がったら家だから。ありがとう。
送ってくれて。またね!」


お礼をいってわかれた。