そして、当日になった。


私はいつものように図書館で勉強をして、
司くんが部活を終えるのを待った。



あ、どーしよう……。
昨日徹夜で勉強したのと緊張で寝付けなかったせいで
眠い……。


少しだけ………。



「先輩?」

「ん………わっ。司くん?」


もうそんな時間なの!?寝すぎた………。
しかも心の準備できてないのに……。

「ここにいるってことは、一緒に帰ってもらえるってことですよね?」

「え。あ、うん。」

「よかった。俺、嬉しいです。」