次の日。
俺は先輩に返事の手紙を渡したくて
勉強が終わるのを待った。


「せ、先輩。一緒に勉強していいっすか?」


よし。言えた……!


恐る恐る顔を見てみると

驚いた表情の先輩。


「え?渡した手紙に
もう会わないってかいたのに……」

おれはムッとして勝手に座って勉強を始めた。



2時間たって、閉館の時間になった。

素早く帰ろうとする先輩の腕をつかんだ


「先輩待ってよ。俺、返事書いてきたから。」


先輩の動きか止まった


「え、返事って……」


「はい。これ。」