そんなに呼びたかったのかな?


名前くらい呼べばいいのに……




なんて思いながら部屋にはいって
司君への手紙を書いた。



『司くんへ
この前はごめんなさい。嫌だったとかじゃないの。ただ、自分の態度が司くんを傷つけてるんじゃないか、って思ったらどう振る舞っていいのかわからなくなって、
避けてしまいました。ごめんね。

これからは、もう会いません。
楽しそうに話してたあの女の子と
お幸せにね。

幸子』



よし。