消しゴムを受け取ると、ハヅキはすぐに視線を黒板に戻して、その綺麗な指でノートをとりはじめた。 …まさかハヅキと再会することになるなんて、夢にも思わなかった。 っていうか存在すらほとんど忘れてたし。 しかも…復讐って! 会わなくなってからもう…10年だよ!? その間私のことずーっと恨んでたってこと!? コワすぎる… ガクガク震える私をよそに、ハヅキは素知らぬ顔で授業を受けている。 これからどうなっちゃうんだろう…。