「どんな気持ち、って?」




まさか本気でウザかったとか…?




不安になりながら聞く。




日が暮れてきて、だんだん辺りも薄暗くなってきた。





「それを聞くのかよ」




京星くんのふっと観念したように笑う声。




「ドキドキしてたよ、ばかみたいに」





京星くんの表情は、暗くてよく見えない。





「でも…紗英はいつもハヅキと一緒にいただろ」