『ねーさぁちゃん。大きくなったら…ぼくのお嫁さんになってくれる?』 『えー!やだー!だってハヅキよわいもん』 2秒でふられた5歳の頃。 どーせ覚えてないんだろ。 でもいいよ。 『じゃぁ強くなったら…けっこん、してくれる?』 『うぅーん…じゃぁ…ハヅキはにばんめのオットね!』 『に、にばんめ…?』 『うん!いちばんがきょーせーくんで、にばんめが、ハヅキ!』 それから俺は、“にばんめ”が 世界でいちばん だいっきらい。