誕生日から少し経ってからも
安田小のみんなとは
ちょくちょく連絡を取っていた


だけど反対に准くんとは
前ほどは連絡を取らなくなっていた


准くんを好きな気持ちは
なくなった訳じゃない


けど、なんだか心にぽっかり
穴が空いたような気がして
現実を見たくなくて
ただ逃げていた


その逃げ場所が
安田小の友達だった