涙が止まらない


夢なんじゃないかと思った


夢なら永遠に覚めないで



「…私も准くんを
愛してる」



「俺達遠回りしたけど
でも…もう一度やり直そう?」


そう言って准くんは
私を抱きしめた


少し経って
指に冷たい感覚が走る


「え?」


私は驚いて
准くんから体を離す