「私、私…
准が好き」


「でも、俺たちもう
やり直せないよ」


「なんで?
彼女と別れたんでしょ?
なら…」


「お前に負わせた傷は
一生かけたって償える
ものじゃない
それはわかってる
でも、お前ももうわかって
るんじゃないの?」


「…っ…でも…」


「俺達も前に進もう?
お前があの時思ったように
俺達が一緒にいても
ただ傷を舐め合うだけ
なんだよ

それでもお前が望むなら
俺はお前といる」