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狭霧君が帰ったあと
私も図書室の鍵を閉めて家に帰った。




家に帰れば、おかえりとキッチンで夕飯を作りながら笑いかけてくれる母

テレビのデカめな音量に負けないくらいの大声で笑いながらリビングでだらける弟



変わらない平凡な日常に
癒されながら私もリビングに居座り込む。




一緒にテレビを見ていた弟の蓮が
何か思い出したように立ち上がり二階へ駆け上がっていった。