「生まれてからずっとクズに囲まれてそだって、、、
でもそんなクズさえ演じきれない才能がない
そんな行き場のなさがアンタに分かるかよっ、」




まるで溜め込んでいたものを
吐き出すかのように
泣きそうになりながら話す彼




まるでドラマの悲劇の主人公のように






ふっ.......。



思わず鼻で笑ってしまうくらい
私には滑稽に思えた。



「そんなんだから向いてないって言ってんの。」




慰めてあげることもせず
ただ突き落とし続けるような

こんな事言ってしまう私は酷い女だ。