と突如背後から声が聞こえた。
 その声に驚き後ろに振り返ると、そこには俺と同年代くらいの少女が立っていた。いや、訂正させてくれ。そこには俺と同年代くらいの美少女がたっていた。俺は彼女のあまりの美しさに、固まってしまった。俗に言う1目惚れというものなのかもしれない。いや、紛れもなくそうなのだろう。俺はこの時初めて恋というものを知った。そして美しい髪をたなびかせながら、差し出してき