仁王立ちで腕組みをし、怖い顔をしている。

「な、何って?」

 俺はハラハラしながら、次の対応を考え始める。

「私の後を付けて来たんでしょう?」

「別に俺は…」

「違うって言わせないよ」

「だーかーら!」

「アンタのやる事って、ストーカー行為だよねー?」

「誤解だぞッ! 俺も帰る方向がこっちなんだ! 偶然、一緒になっただけ!」

「どうだか!」

「うそじゃない! 本当に!」