「ウワッ!」

 静電気を受けてビリッと来るような軽いレベルじゃない強い衝撃を受けた俺。

 悪くて即死。

 良くても火傷を負ってしまうぐらい感電のショックでこんなものなのか?

 思わずこう、言いたくなるような強い衝撃波だ。
 逃げたくなる。

 しかし身体が金縛り的硬直状態だから動けない。
 堀田はニヤけ顔で魔法をかけ続けて来る。
 コイツはマジで俺を殺す気なのだ。

 杖を剣に変化させた堀田。

「僕は君に対して何の恨みも憎しみもないけど、真由のハートを完全にゲットする為に殺してしまわなくていけないんだ。悪いね」