「これ!」

「だから、それが君の墓だよ」

「俺の…、墓…」

「君はもう死んでいる。もう、この世の人間じゃないんだよ。今の君は幽霊って事かな? 生きていたなら今頃は大学生になっているハズだ。だけどまだ姿は中学生のまま。パジャマ着て外をほっつき歩いているのに誰も気付かなかったなんて変だと思っただろう?」

「お前が殺したんだろう俺を!?」

 俺が死んだって言うなら、どうせ堀田が魔法使って命を奪った事ぐらい勘で分かる。

「そうだと認めるけど。でも直接、僕が手を出したワケじゃない」