「こんな所にテレポテーションか!? どう言うつもりだよ!?」

「ついでに大事なモノを見てもらおうと思ってねー」

「大事なモノって!?」

「先ずは後ろを見てみろよ」

「…?」

 堀田が背後を指差すので俺は言われるがまま振り返ってみた。
 何とウチの家系代々の墓が目に飛び込んで来たじゃないか?

 少し小さな墓石を指差している堀田。
「それ…君の墓だろう?」

俺は墓石に歩み寄り掘られている名前を確かめてみた。

 天崎翔平、何と俺の名前だ!