学校が終わって自宅を訪れるとお母さんが応対してくれた。
 天崎翔平本人はベッドに横になったままだ。
 朝一番に病院に行ったみたいで精密検査では何の異常もなかったらしい。

 とりあえずは痛み止めの薬を処方してもらったとか。

 そして病院から帰って来た時から更に疲れが出たようで、すぐにベッドに横になったらしい。

 お母さんは昨夜の状況を聞かせてもらった。

「コレに襲われたのよ」と言ってお母さんは小さな何かを見せてくれた。

「ええ!?」

「なーにこれ!?」

 私も雪菜も思わず声を上げた。