「自分の魔力を試してみたかったのかしれない」

 禁断の魔法を取得した堀田はどれだけの威力があるのか試してみたかった。
 ミサが知り合いの魔女のエイルさんって人から教えてもらった話しである。

「キザ男の考えている事、よーく分からない」と雪菜は嘆く。

「まあ、あのキザ野郎を問い詰めるとイイかな?」

 私の考えにミサは賛成しない。

「言うワケがない。僕は何にもしてないよってシラを切られるだけだよ」

「強く問い詰めれば?」

「下手すれば、私たちまでも魔法をかけられてしまう」