最初はビビッた。でもすぐに馴れて来たのだ。

 これだけ高い所を飛んでいると風圧とかをモロに受けるハズだけど、目に見えない魔力が風防代りになっているから受ける事はない。

 飛行機の機内に過ごすような感じだね。

 声をかけてみる。

「浦本ミサと知り合いなのー?」

「お互いの家族ぐるみの付き合いが有るから小さい頃から仲良しなんです。私の方が2歳年上なんですけど」

「どうして魔女なんかに?」

「ウチの母方の方が代々、魔女をやっていますから私も自然な流れで」

「魔女って、どんな事をするの? 魔法を使って敵と戦うとか」