問題はココからだ。

「家に勝手に入って来た変な化け物に襲われたみたいね! それと!」

「それと?」

「今日、学校に来ていた真由はニセモノだからね!」

「ニセモノ? どー言う事?」

 久保の説明に俺は驚愕した。
 実は真由、まだ意識は回復していなくて退院どころではない。
 普段通りに登校するなんてあり得ないのだ。

 奈緒さんを起こして話しをした後に久保たちはタクシー呼んで病院に行ってみたところ、真由はまだ同じように個室部屋のベッドで昏睡状態である事を確認した。 

 何がどうなっているんだ?

 俺は頭が混乱しそうになった。