「ちょうど仕事が全て片付けたばかりだから、今はヒマだよ」

「そう。それはちょうど良かった」

「っで? 僕に大事な話しって言うのは?」

「堀田ハリスって言う男、知ってる?」

「堀田ハリス?」

「私が通っている学校で同じ学年の男子なんだけど」

「ああ、あの堀田くんか。知ってるよ」

「あの男の上条さんの?」

「魔法使い弟子の1人だよ」

「なら、話しが早いよね」

 穏やか表情を見せていた上条さんは浦本の表情を見て目つきを鋭くする。