ここで新島さんが浦本に質問した。

「ねーミサちゃん、何か解決方法はないのかなー?」

「解決方法は、全くないワケじゃないよ」

 浦本がちょっとボーッとした表情から凛とした表情になった。
 俺たちは皆、浦本に注目し始める。

「あるんだ?」

「私がやるんじゃないけど、知り合いの人に魔法的な解決をしてくれる人がいるから」

「お祓いとかをやってくれるとか?」

「そう言ったレベルじゃないけどねー」