「元カレについて何か詳しい事」

「だから何を?」

「そうだねー、例えば…他人には言えない秘密とか」

「根っからのエロ好きオタク野郎」

 高坂さんが茶目っ気に答えた。

「そんなんじゃなくて、もっと凄い秘密を知りたい」

「凄い秘密って」

 ここで浦本は確信部分を口にする。

「女のコ1人の心を思いのままに動かしているから、それなりの何かパワーを持っているよね?」

「堀田は魔法使いだもんね」