真由と交際するようになって俺は奈緒さんとも親しくなっていた。
 奈緒さんは俺を呼ぶ時は気さくに下の名前で呼んでくれるのだ。

 一度だけ俺とデートした事があるぐらい親しい。
 同じ年代の真由とは違った、年上の女性としての魅力を大いに見せてくれたものだ。

 別に深い関係になったワケじゃないけど、奈緒さんはスッゲー気さくに俺をリードしてくれた。
 メシもおごってくれたしねー。

「デートした事、お互いに真由には内緒にしようねー」

 あまり喋らなくてクールなところがあるって真由は奈緒さんを評価していたけど、大胆なところもある事を俺は知った。