ちっ
やりやがったな
杉田め!
廊下にある掲示板を睨んでいた
放課後を待つまでもなかった
昼休みに
行動を起こしたのだ
俺とすみれが保健室で抱き合っている写真を
一枚だけ
掲示板の隅に貼っていった
遠慮しているかのように
掲示板の下のほうにある写真は
学校中の生徒の目に触れた
俺は生徒たちに好奇な目で見られた
たぶん
スミレも同じような視線を送られているはず
杉田はスミレを好きじゃないのか?
桜さんに振られた腹いせに
スミレに近づいたのか?
ヤツの気持ちがわからない
俺は白衣のポケットに手を入れて
保健室に戻っていく
「イケメン保健医は
ヤリメン保健医じゃん
最低!」
廊下を歩けば、歩くほど
俺の耳には
悪口は入ってくる
俺は耐えられる
俺一人なら
どんな悪口を言われても
気にしない
スミレはどうだろうか
教室で味方になってくれる友人はいるか?
井上たちは
スミレを守ってくれるのだろうか?
俺は不安でたまらない
やりやがったな
杉田め!
廊下にある掲示板を睨んでいた
放課後を待つまでもなかった
昼休みに
行動を起こしたのだ
俺とすみれが保健室で抱き合っている写真を
一枚だけ
掲示板の隅に貼っていった
遠慮しているかのように
掲示板の下のほうにある写真は
学校中の生徒の目に触れた
俺は生徒たちに好奇な目で見られた
たぶん
スミレも同じような視線を送られているはず
杉田はスミレを好きじゃないのか?
桜さんに振られた腹いせに
スミレに近づいたのか?
ヤツの気持ちがわからない
俺は白衣のポケットに手を入れて
保健室に戻っていく
「イケメン保健医は
ヤリメン保健医じゃん
最低!」
廊下を歩けば、歩くほど
俺の耳には
悪口は入ってくる
俺は耐えられる
俺一人なら
どんな悪口を言われても
気にしない
スミレはどうだろうか
教室で味方になってくれる友人はいるか?
井上たちは
スミレを守ってくれるのだろうか?
俺は不安でたまらない