午後8時
やっとスミレの携帯と連絡がついた
耳にコール音が聞こえた
俺はベランダに出て
煙草を吸いながら
携帯を握りしめていた
「瑛ちゃん?」
電話の向こうから
スミレの声が聞こえた
「大丈夫か?」
「え…あ、うん」
スミレの声が
暗い
生理が重いのだろうか?
それとも何かあったのか
「瑛ちゃんこそ
平気なの?
お母さんは?」
「まだ帰ってきてないんだ」
「え?」
「3月にパートに出てさ
楽しいみたい
俺のほうが家にいる時間
長いよ」
「そうなの?
夕飯は?」
「適当に」
「適当って?」
「カップラーメンとか
コンビニ弁当とか」
「体に悪いよ!」
「まあ
そうなんだけど
桜さん、料理しないし
俺もやったことねえし」
「私…」
「大丈夫だよ」
スミレの言いたいことはわかる
昼食だけでも
作ろうかって言うんだろうな
食べたいけど
俺は食べれない
「我が愛しの姫は
携帯の電源を切って
何をしていたんだ?」
「え?」
スミレが驚いた声をあげたまま
返事がこなかった
やっとスミレの携帯と連絡がついた
耳にコール音が聞こえた
俺はベランダに出て
煙草を吸いながら
携帯を握りしめていた
「瑛ちゃん?」
電話の向こうから
スミレの声が聞こえた
「大丈夫か?」
「え…あ、うん」
スミレの声が
暗い
生理が重いのだろうか?
それとも何かあったのか
「瑛ちゃんこそ
平気なの?
お母さんは?」
「まだ帰ってきてないんだ」
「え?」
「3月にパートに出てさ
楽しいみたい
俺のほうが家にいる時間
長いよ」
「そうなの?
夕飯は?」
「適当に」
「適当って?」
「カップラーメンとか
コンビニ弁当とか」
「体に悪いよ!」
「まあ
そうなんだけど
桜さん、料理しないし
俺もやったことねえし」
「私…」
「大丈夫だよ」
スミレの言いたいことはわかる
昼食だけでも
作ろうかって言うんだろうな
食べたいけど
俺は食べれない
「我が愛しの姫は
携帯の電源を切って
何をしていたんだ?」
「え?」
スミレが驚いた声をあげたまま
返事がこなかった