大河原さんはホテルに車を
停めると
レストランでお茶をした
予約してあったのか
席につくなり
紅茶とケーキが出された
それから
ホテルの一室で
まったりと時間を過ごし
午後7時
大河原さんの携帯が鳴った
『社長、お休みの最中
申し訳ありません!』
電話の中から
切羽詰まった男の声が
聞こえてきた
ベッドに座って
テレビを見ていた大河原さんが
口元を緩めて笑った
え?
「何だ?
俺は今、恋人と楽しんでいる最中なんだ」
『あの女にやられました!
会社の金、全部盗られました
金庫の金を…』
「何?
警察には知らせたのか?」
『はい、もちろんです』
「すぐに戻る」
大河原さんは
携帯を切ると
にっと私にほほ笑んだ
「成功だ」
「はい?」
「探偵事務所に戻る
一緒に来て
恋人のふりをよろしく」
何がなんだか
わからない
停めると
レストランでお茶をした
予約してあったのか
席につくなり
紅茶とケーキが出された
それから
ホテルの一室で
まったりと時間を過ごし
午後7時
大河原さんの携帯が鳴った
『社長、お休みの最中
申し訳ありません!』
電話の中から
切羽詰まった男の声が
聞こえてきた
ベッドに座って
テレビを見ていた大河原さんが
口元を緩めて笑った
え?
「何だ?
俺は今、恋人と楽しんでいる最中なんだ」
『あの女にやられました!
会社の金、全部盗られました
金庫の金を…』
「何?
警察には知らせたのか?」
『はい、もちろんです』
「すぐに戻る」
大河原さんは
携帯を切ると
にっと私にほほ笑んだ
「成功だ」
「はい?」
「探偵事務所に戻る
一緒に来て
恋人のふりをよろしく」
何がなんだか
わからない