「何だ、飲みすぎたのか?」

ソファーの上でトーンダウンしてしまっている私に気づいたらしい・・・


「ううん、ちょーどいい酔い加減」

「どした?」

私の前髪を片手であげ、心配そうに見ている。


「・・・楽しかった。ありがとう」


「何だそれ(笑)」


ビールを飲みながら笑っている。


あぁ、この時間が永遠に続けばいいのに。


「明日何食べたい?」


そう言いながら微笑みかけると


「何か夫婦みたいな会話だな」

なんて笑ってるけどさ・・・


夫婦になるには、彼女にならないといけないんだよ

そのハードルがどんなに高いか知らないでしょ

酔っているせいか

卑屈になってしまう自分がいる。