「あ、妹ちゃん
晩御飯は一緒に食べようよ!
ね、引っ越し祝いしよ」

「じゃあ、ピザでもとるか?寿司がいいか?」

2人ですごく盛り上がってるけど
何ていうか・・・
私には、よく分からない感情が渦巻いていて・・・

「そうしたいんだけど、友達が新居祝いしてくれるって言ってくれてるから
荷物まとめたら、もう出ないといけないの」

顔、引きつってないかな
泣きそうな顔してないよね?

「なんだー、せっかく妹ちゃんに再会できたのになぁ。
仕方ないかー」

「遠慮せず、たまには遊び来いよ!」

「うんっ!ありがとう」

そう言いながら
大きなバッグ2つを両手に持ち
兄と暮らしていたアパートを後にした。