そのまま、数十分が経過中の今現在

「ちひろ、めしまだー?」

そんな言葉に顔を上げると
部屋の扉を開け
膝を抱えてる私を驚いたように見ている。

「具合悪いのか?」

と、近づきながら
しゃがみ込むと
私の額に手を当てた。

「熱はないみたいだけど・・・
具合悪いならちゃんと布団で寝ないと意味ねぇぞ?」

「え?ちが・・・っ
え?」

何事もなかったかのように
何か説教みたいな事言われてるけど
唖然とする私にはあとの言葉がなかなか出てこないわけでして・・・

「病院行くか?」

「ち、ちがっ・・・
え?あの人は?」

「あの人って?」

ポカンとしてそんな事を言うこの男は一体・・・