「久々の飲み会楽しみだね~」

朝からみんな忘年会という名の飲み会に
ウキウキした様子だ。

さすが、みんなやる気が漲っているようで

仕事もはかどっている。


あっという間に一日は過ぎ去り

居酒屋へと歩き移動しつつ


「お腹すいたからいっぱい食べよーっと」

「明日休みだし、しこたま飲むぞー」

「梅サワーとかあるかなぁ?」


テンション高めの会社の方々である。


店へ到着すると、それぞれ好きな席へ腰かけるけど

どこへ座ろう・・・

あの人あんま話した事ないし、あの人苦手だし


美咲ちゃんの姿を探すけれど、時既に遅し・・

美咲ちゃん狙いの男性で両側はとられてしまっている。

元山先輩は・・・あぁ、上司の隣にいる・・


「真山さん、ここ座れば?」

立ち尽くしキョロキョロしている私に

待木さんが声をかけてくれた。

「あ、うん。ありがとう」

待木さんなら何とか話せるし。ここでいっか。

腰をおろし、みんなそれぞれ好きな飲み物を飲み

忘年会が始まった。