「ちひろって、やっぱおもしれーよな」

本人、いたって真剣ですが・・・


「んじゃー、改めてもっかいしていい?」

言葉を発することをやめ

静かにうなずくだけにした。


ゆっくりと近づく祐二の至近距離の顔に

心臓が急速に速まっていく。


そのまま唇が重なるけれど、どのタイミングで目を瞑ればいいのか分からず

目が開いたままになってしまっているわけで

目が開いた祐二と思いきり目が合うのは当然で


その瞬間、やはり笑いが出て

寝転ぶように笑い続けている祐二。


そのまま腕を引っ張られ


「わっ、ビックリした・・・」

引っ張られたまま
祐二とソファーに並んで寝転ぶと


「ちひろ1つ聞きたいんだけど」

向かい合うように寝転び、目の前でそう真剣な様子で言っている。

「うん?」

何を聞かれるんだろう・・・