「何年かぶりにこんなしんどいわ・・・」

再び横になる祐二に


「年なんじゃない?ふふふ」

含み笑いをしながらそう言う私は

さっきの仕返しのような言葉なのかもしれない。


「ちひろ、インフル確定だな」


布団を顔の半分まで被りながら
そんな事を言われてしまうと


何、この可愛い人間・・・

うわぁ・・・抱き締めたい。
ぎゅーってしたい。


病人相手にきゅんきゅんしている私は


やはり、変態以外の何者でもない。


「じゃ、祐二としばらく引きこもりだね」


普通にそう返答してしまったけど・・・


唖然と私の顔を見ている祐二。