「ちょっとは元気になったか?」

たくさんのお肉を頬張る私にそんな事を言ってきた。

予想外の言葉に思考停止してしまったけど


「元気だよー?何で?」

「昨夜から元気なかったじゃん?」

昨夜・・・あ、私が嫌な言い方した時だ。


「そうだっけ?疲れてたのかな」


レモンサワーを一口飲み
誤魔化すようにそう笑う私に


「まぁ、でもそんだけ食欲ありゃ心配ないな」


そう言いながら、皿にお肉を乗せていく祐二。


「うん、ありがとう・・・」


思わず、そんな事を言ってしまったけど・・・


「珍しく素直じゃん。惚れんなよーははは」


笑い飛ばしてるし・・・

っていうか、もう手遅れなくらい惚れてるし。

手遅れどころじゃない。加速しかしてない。


もう、どうしたらいいか分からないくらいだ。