「あら?真山さんゆっくりでいいって言ったのに
もう帰ってきてたの?」

1時過ぎにはもうデスクについている私に気づき
元山先輩が驚いている。


「何か落ち着かなくて、早めに支社の方行ったら
結構人がいたんで渡してきちゃいました」

「せっかくだから
ゆっくりランチしてくれば良かったのに」

「あはは・・でも楽しかったですよ」

「それならいいけど・・・
あんまり根詰めすぎないようにね」

「はい、ありがとうございます」


結局、何も食べないまま

資料と差し入れのお菓子渡して

そのまま会社に帰ってきてしまった。


あそこで祐二を見かけなければ・・・


違うか・・・
祐二と女性を見かけなければっていうのが正しいのか。


祐二1人だけだったら、逆にテンション上がってただろう。