っていうか、美咲ちゃんが休みとか
あんま関係ないような気もするんだけど・・・


まぁ・・別に大変な仕事なわけじゃないし
いいけどさ・・・


黙々と仕事を続けること3時間余り。


ちょうどお昼を知らせる音楽がフロアに響き


「真山さん、進み具合はどうー?」

お昼休憩に行こうとしている元山先輩が
肩を叩いてきた。


「ちょうど終わったんで、届けに行くついでに
お昼行ってきてもいいですか?」


「あら、真山さん仕事早いじゃーん。
2時くらいまでに戻って来ればいいから
ゆっくりお昼休憩とっていいからね」


「ありがとうございます」


たまに、無理難題押し付けてくるけど
こういうとこは、やっぱ優しいなぁ・・・


たしか支社って、駅の近くは近くだけど
裏側の小さい路地の先だったんだよね。


あの辺でごはん食べようか

それとも、この近辺で食べようか・・・

1人で会社の外でお昼とか初めてだ。

そもそも、こういうお使いが初めてだし。

いつもなら、夕方までずっと会社の中だけど
お昼にこうして会社の外に出れるなんて

何か学校抜け出してる気分になってしまうのは何でだろう。