部屋に入り、ドアにもたれかかり
頭を抱えるように座り込みながら


私、何て事を言ってしまったんだろう。

あんな言い方したら・・・


ただの面倒くさい女じゃないか。


絶対、何こいつって思われた・・・

面倒な奴って思われた・・・


あぁ、もう私ってば何しちゃってるんだろう。


自己嫌悪に陥りながらも、当然ながら朝は訪れ

会社へと行かないといけないこの現実。


「真山さん、おはよー」


そして、私の出勤を待っていたかのように
フロアーの入り口にて
満面の笑みで元気よく挨拶をしてくる

お局さまの元山先輩・・・


こういう時は・・・だいたい・・・


「元山先輩、おはようございます」

「真山さんってば私の顔見るなり
そんな逃げないでよー」

「逃げるだなんてとんでもない」

逃げるのが一番なんだけど

追いかけてくるのね・・・