注文したものが続々運ばれてくるけれど

「真山さんって、結構お酒飲まれるんですね」

「あ、はい。家に帰ってぼーっとしながら飲むのが好きです」

「僕もそういう感じですよー。
あ、ちょっとお手洗い行ってきますね」

「はい」


あぁぁぁ、一番いいところが
盗み聞きできなかった・・・・


待木さんがトイレに行ってる間だけでも
祐二達の会話が聞きたいところだけど・・・


神経を集中させて耳をすませるけど


隣から声は聞こえず・・・


食器を片付ける音が響いてるわけで・・・


これは、もう・・・帰ってしまった可能性が。


「あれ?真山さん、飲み物注文しましょうか?」

「あ・・はい。ありがとうございます」


一気にトーンダウンしてしまった・・・