このままじゃ眠れそうもないし・・・

コンビニにわざわざお酒買いに行くくらいなら


「ちょうどお酒買いに行こうとしてたんですけど
ご迷惑じゃなければ、私もご一緒していいですか?」


「え?ぜ、全然大丈夫だよ!えっと・・・
お店変えようと思ってたし、会社近くのコンビニの前で待っとこうか?」


「あ、うん。10分くらいで来れると思うから」


「うん、じゃあ待っとくね」


こうして一人で家にいて
ごちゃごちゃ考えるのが何だか面倒くさい。


黒のスキニーにシャツ、その上から上着を羽織り

待木さんが待つコンビニへと向かった。

携帯を何度も確認するけれど

相変わらず祐二からの連絡は一切なく・・・


勇気を出して、通話ボタンを押そうとするけれど

もしも電話にでなかったら・・・もう再度連絡する勇気がきっとなくなるだろう。


私は、何を怖がってるんだろう。