食事が終わり、束の間の2人のソファー時間。

あぁ、何て幸せなんだろう。

祐二がこれから仕事じゃなければ
まだいろんな事を話せるのに・・・

なんて。少し欲張りな考えが頭の中にあるのは事実だけど・・・


ピンポーンっ


そんな束の間の時間を

どこぞの誰かが邪魔しているような音が聞こえ

2人で顔を見合わせている。


「こんな時間に誰だ?」


そう言いながら、インターフォンのモニターを見るけれど

カメラの部分を何かでガードしているのか

何も写っていないという

ますます不気味な状況である。


「誰?」

画面ごしにそう問いかけるけれど

何の反応もない。

「おい、誰だよ?」

少し怒り気味の声になりつつあるけれど・・・


ソファーに座りながら
心配そうにそんな様子を見ていると

もしかして、元カノ様の登場なんじゃ・・・

なんて考えてしまうわけで。