「腹も膨れたし、洗車でも行くか」

「洗車・・・?」

「しばらく天気もいいだろ。ほら行くぞ」

皿を洗っている私を急かすように
自分の部屋へ行き着替えを済ませてきた。


「行くぞー」

鍵を手に持ち、玄関へと向かう祐二に


「ちょっ、待って。着替えるってば」

「1分なー」

1分で着替えれるって
どんだけのプロだよ・・・・


急いで着替えたせいで

髪なんてボサボサだし


「ちひろは左半分担当な、天井は・・・
お前チビだから俺が拭いてやるわ」


洗車タオルをポイっと投げられ

勝手に役割分担されてるし。

っていうか、さりげなくチビとか言われてるのは何なんだ・・・


横の方を拭いているものの


「ちょっ!祐二私つぶされてるんだけど」

天井を拭いている祐二と、車に挟まれている。


「あ、小さすぎて見えんかった。ははは」

「なっ!?」


何て性格の悪い奴だ・・・