【アリス】
殿下はひとりで行きたい場所があると、私とヒナにジェードさんを残してどこかへ行ってしまった。
「ひとりにして、大丈夫なのですか?」
「大丈夫です。殿下は相当魔法に長けているので」
「そう、なの…?」
「えぇ。普通ならば精神崩壊するほどの魔力を体内に宿してるお方なのですよ。それを抑えているのがあの両耳のピアスです」
「あの、いつもつけている赤い石ですか?」
「えぇ。だから、殿下は大丈夫です。今日の私はアリス様の護衛なのですよ」
そうだったのか。
ジェードさんも、強いのかしら。
ハーフ獣人は獣人ほど力は強くなく、魔力がないと聞く。
今はたくさんのハーフの方がいろいろな職に就いているけれど、少し前までは奴隷のような扱いだったと、家庭教師から教えられたし、この前の歴史の勉強でも習った。
それを変えたのが皇帝陛下だということも。
「ジェードさんは下町には詳しいのですか?」
「何度も殿下の隊員時代にご一緒してましたので」
本屋さんに出発‼︎
殿下はひとりで行きたい場所があると、私とヒナにジェードさんを残してどこかへ行ってしまった。
「ひとりにして、大丈夫なのですか?」
「大丈夫です。殿下は相当魔法に長けているので」
「そう、なの…?」
「えぇ。普通ならば精神崩壊するほどの魔力を体内に宿してるお方なのですよ。それを抑えているのがあの両耳のピアスです」
「あの、いつもつけている赤い石ですか?」
「えぇ。だから、殿下は大丈夫です。今日の私はアリス様の護衛なのですよ」
そうだったのか。
ジェードさんも、強いのかしら。
ハーフ獣人は獣人ほど力は強くなく、魔力がないと聞く。
今はたくさんのハーフの方がいろいろな職に就いているけれど、少し前までは奴隷のような扱いだったと、家庭教師から教えられたし、この前の歴史の勉強でも習った。
それを変えたのが皇帝陛下だということも。
「ジェードさんは下町には詳しいのですか?」
「何度も殿下の隊員時代にご一緒してましたので」
本屋さんに出発‼︎