「えっと…」

「俺だってさ不安に思うことだってあるよ。

明莉にとって俺はすべてにおいてはじめての男だろ?

付き合って半年で、やっと捕まえた明莉を逃がしたくないから早く入籍して俺のものにしてさ。

だから、こんなはずじゃなかったとか別の男はどうなのかとか思われたらどうしようとか…さ。

思ったりもするんだよ。

明莉のこと好きになればなるほど俺だって必死だよ」

「…私もだよ…?

今までの彼女たちと比べられてがっかりされてたら嫌だなとか、最近の蓮司なんて以前より全然格好良くて…なんか…もててるし?

どんどん私…我が儘になっていっちゃうよね…。

蓮司は私の旦那様なのに…」

ぎゅっとさらにきつく抱きついて胸に顔をもう一度擦り付けると私の頭を優しく撫でた。