「おいで、明莉」

蓮司の熱のこもった瞳に見つめられることに私はいまだに慣れなくて、その瞳にとらえられる度に、恋を覚えたばかりのように心が震える。

これ以上ないっていうくらいに、蓮司が大好きで私の中は彼への想いでいっぱいなのに、それでもなお私の中に膨らむ彼への想い。

毎晩、同じベットに入ることを恥ずかしくて戸惑う私を、蓮司は優しく呼び寄せて

「そろそろ寝よう」

と私を寝室へ連れていく。

…すぐには寝るつもりなんてないくせに。